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映画を作り始めたわけ     映画部部長・美空

 

私は不登校で悩む人が『一人で悩まないで』をキーワードにする支援サークルでスタッフをしていました。

一昨年、不登校経験者、当事者を対象とするピクニックオフ会を開催しました。

 

そこに一人の女子高生が参加してくれました。彼女はとても明るく人に気を遣える優しい子でした。他の参加者さんともすぐに打ち解けそれぞれ悩みを話したり遊んだりと充実した時間を過ごすことができました。

後日、彼女を紹介してくれた方に彼女がどんな子か聞くことができました。

 

彼女は家族とうまくいっておらず、人間関係や進路で悩み体と心に異変が現れるほどに傷つき自殺を試みるほどに落ちていたと。

でもあのオフ会に参加したことがきっかけになり力を取り戻したと聞きました。

その彼女と話す機会がありました。

『不登校をテーマにした映画作ってみたいんですよねー』

『おお!面白そう!やろやろ!』

そんな雑談からこの映画企画が始まりました(^^♪

知り合いや友達に映画作りたい!と話したら多くの私もやりたい!との声が!

不登校のキーワードで繋がった人達の力を借りられれば

本当に映画が作れるかもしれないと『映画部』を立ち上げました。

脚本には中心メンバー5人の経験を盛り込み、

いじめや身近にある死

友達や夢

不登校を経験したどこの家庭にも当てはまるのではないかという

ストーリーに仕上げました。

監督は過去にいじめが原因で不登校だった女の子。

 

彼女は辛かった時期をSMAPに支えられ

いつか一緒に仕事をしたいと映像業界に進む夢をもっています。

現在は夢を叶えるために映像系専門学校に通っています。

出演者は全員不登校関係者です。

昔不登校だった人、不登校生を経験した子の保護者。

不登校生を教える塾講師不登校生を受け入れる学校の関係者。

そして繋がりから映画製作会社の方や

ミュージシャンの方にも協力していただきました。

そんな沢山の人の力を借りつつ、脚本・撮影・演出・編集・上映

全てを映画制作未経験の不登校経験者で行います。

不登校という経験が決してマイナスだけにはならない

ということを映画を通じて表現していきたい。

『学校に行けない自分はダメ人間』だと『生きるのは辛い』

と強く思いすぎている子が沢山います。

伝えたいんです、そんなに怖がらなくてもこの世界には優しい人だって沢山いる。

間違っても失敗してもいい、失敗したらもう一度やり直していい。

大人になるのは楽しいことなんだよ。

だから今は安心して子供でいていいし、安心して大人になっていい。

ということをこの企画から伝えていけたらいいなと思っています。

 

(*^_^*)

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